「エンジニアのための文章術再入門講座」 読書感想
目次
概要
「エンジニアのための文章術再入門講座」を読みました。感想を書きます。
目的
- 設計書やドキュメントを書く際、なかなか上手にかけず文章力を上げたいと感じたため。
- メンバーのドキュメントレビューをすることが増え、気になる点が見つかった際に、適切に指摘してあげられている自身がなかったため、手本となるような文章術を学びたいと感じたため。
読了時間
おおよそ4時間程度で読み切りました。
感想
文章力向上のための技術として以下7点の章を上げて、それぞれ詳細に紹介されていました。
- 確実に伝える
- 納得させる
- 一目でわかる
- 理解しやすくする
- 正確に伝える
- 短い文章で伝える
- 心に訴える
私自身分かりやすい文章の印象は「文字数が少ないが、要点が分かるもの」だと思っていたため、3 が特に重要な章だと感じました。
「3. 一目でわかる」の章では、文章を構造化することをポイントにおいて、説明されていました。
私がレビューしていて辛いと感じる文章は、どこに何を書いているか分からない文章です。考えていることをただ列挙するだけのような文章もしばしば見かけます。
本章では、文章の性質と関係性に注目することの大切さを説いていて、項目の階層を設定することについて述べていました。
例にある Before, After を見ても一目で分かることが感じられました。
文章をロジカルに構成するというのは、一朝一夕にはできないものだと思うので、普段から意識して取り組みたいと思いました。
まとめ
- 文章術には 7 つの技術があることがわかった。
- 他の人のレビュー指摘をするよい指針となりそうだった。
- 分かりやすい文章を作成するためには、特に私が意識したい面は文章を構造化して記載することで、すぐに習得するのは難しそうだが、日頃から意識して取り組みたいと思う。